若めのばぁば☆直腸がん・Ⅳ期☆No problem diary.

直腸がん根治目指してFighting!

「CVポート造設・抗がん剤治療開始」入院①

8月2日(火) 入院 事前にPSR検査済(結果 陰性)
   今日はレントゲン検査 のみ

8月3日(水)
9:00~中心静脈ポート造設術
 これから何回も抗がん剤治療で点滴するとなると、血管に炎症を起こしたりして、点滴や注射ができなくなると困るので、すぐに埋込手術を同意しました。この手術は小手術と言われ、日帰り手術も可能なようです。

 で、この手術は部分麻酔なんです。研修医が執刀。横でベテラン先生がアドバイス。大病院だとこのパターンは多いでしょうね。手術中は目隠しはしているけど意識があるので、話し声は丸聞こえ。聞こえてくる話す内容により、たまにドキドキ、「あっ!」とか言われると内心ビビりまくり。
 手術時間1時間42分 とても丁寧に手術してくれたんだと思います。きっと良質なCVポートが設置されたのだと(^_-)-☆。

CVポート造設手術

 右は手術後2日目に撮った写真だけど、息子にメールしたら、マスクの模様が気になったようで、「血がついてるのかと思った」と。私としては気に入ってるマスクですが。。。

17:40 体温37.1℃
 術後くらいから筋肉痛のような痛みあり(これは我慢できるくらい)。ただ動くと痛みは強まるかな。その程度なので、日帰りも可能なのでしょうね。

22:30頃
 4人部屋にて、消灯後、まだ眠りについてない頃、看護師が来て同室者他3人(私も含め)「同室の方でコロナ陽性が出たのでこれから、個室に移っていただきたい」との事。その方は、お昼ごろ入院された方で、検査は陰性だったのに、夜7時の時点で熱が上がり、検査をしたところ、陽性に。部屋は、カーテンで仕切ってあり、私は、その方とほとんど接触していなく、顔も見かけていなかった状態なのですが、同室なので、濃厚接触になるのでしょうね。
 今現在病院の受け入れ部屋は、コロナの為に4人部屋しか選べなく、個室は全室空けている状態。
 思いがけなく個室へ移動。テレビ見放題。トイレ、シャワー室付。差額料金はかからない(コロナ対策の為)。
 陽性の方には申し訳ないけど、私としては一気に幸せ気分。夜遅くの移動だったけどその夜はポート手術の跡の痛みは、筋肉痛程度で、よく眠れました。

8月4日(木)6:30 体温36.5℃
 血液検査の為、採血(この時点では、本日抗がん剤治療の予定)


8:00 PCR検査実施
 主治医と薬剤師が回診に来て、主治医より「今日抗がん剤投与予定だったけど、来週月曜日まではコロナ陽性になる可能性があるし、陰性であっても月曜日に延期しましょう」
 はぁ~。そうだよね。もしコロナになっての抗がん剤投与はかなりのリスクがあることは間違いないだろうからしょうがないか。入院も延びてしまうけど、個室を満喫するしかない(笑)

17:00 主治医と薬剤師 回診
 急遽、「土曜日から抗がん剤投与始めましょう!」と。2日前倒し。
 個室を満喫するにも3日間、何もせずにベッド上でダラダラするのもきついなと、体操したりしなければとか色々考えていたところでした。前倒しラッキー。入院期間延びたけど、個室で満喫できて幸先良く、抗がん剤治療も頑張れる気がする(^^♪
 

*******************************

*中心静脈*
 「中心静脈というのは、心臓の近くにある、体の中でもっとも太い静脈です。頭や手からの血液が心臓に流れ込む上大静脈、お腹や足からの血液が心臓に流れ込む下大静脈のことです。
1)血管が細く採血や点滴がしづらい方は、何回も刺されるという苦痛を伴います。また、漏れると皮膚に重大な障害を受ける可能性がある薬(抗がん剤など)が投与され、皮下に漏れた場合には静脈が炎症(血管炎)をおこして、赤く腫れたり、痛みがでたり、皮膚に潰瘍を形成したり、点滴や注射ができなくなるといったことがあります。
2)口から栄養を充分取ることができず、栄養価の高い輸液(高カロリー輸液)が必要な状態では、手の先などから点滴しても、高カロリー輸液を行うとすぐに血管炎をおこしてしまうため、十分な栄養を投与することができません。
 中心静脈は体内で最も太い血管(静脈)で、血液量が多いことから栄養剤や薬がすぐに薄まってしまうため、血管炎をおこしにくい血管です。鎖骨のすぐ下の所(鎖骨下静脈)から中心静脈まで細い管(カテーテルを入れます。中心静脈までカテーテルを入れて、「ポート」という小さな器械に接続し、胸に埋め込みます。そうすると、皮膚の上から「ポート」に針を刺すだけで、確実に静脈へ点滴あるいは薬が投与でき、しかも針がしっかり固定できますから、治療中もベッド上で安静にしなくてもいいので動きに制限がありません。治療していない時には針を抜いて、お風呂にもつかれます。
「中心静脈ポート造設術に関する説明文書」より

*******************************

 

❖次回  「CVポート造設・抗がん剤治療開始」入院②